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ぎゃらり壺中天
画像引用元:http://kochuten.net/

名古屋市中心部にある現代アートを扱う画廊

「ぎゃらり壺中天(こちゅうてん)」は、名古屋市中区錦にある現代アートを中心に取り扱っている画廊です。
場所としてはちょうどJR名古屋駅と地下鉄栄駅の中間地点にあり、最寄り駅は地下鉄東山線伏見駅となっています。

ちなみに「壺中天」とは中国の伝説として伝えられている言葉の一つで、「漢書」の中の方術伝(不思議な術を使う人の話をまとめたもの)の中に書かれています。

簡単に伝説の内容をまとめると、漢の時代に費長房という男がいて自宅近くの市場を眺めていると、ある薬売りが店じまいをしたあと自分の体を壺の中に飛び込ませて姿を消す様子を偶然目にします。

そこで費長房はあとでその飛び込んだ薬売りにそのことを尋ねると、一緒に壺の中に入れてもらうことができたそうです。

壺の中には立派な建物やごちそうがたっぷりと並べられており、費長房と薬売りは一緒にたっぷり飲食をして帰ったとされています。

このお話から「壺中天」という言葉はある空間に入ると全く別の楽しい景色が広がるという例えに使用されることが多く、全国的にも居酒屋やカフェなどの名称として使用されています。

「ぎゃらり壺中天」も名古屋駅と栄駅の中間地点という名古屋有数の繁華街の中にあって、内部には別世界のような優れた美術品を展示しているというところが特徴になっています。

過去の作品展として取り扱われた事例としては、「Albarran Cabrera This is You」というアンヘル・アルバランとアンナ・P・カブレラの夫婦ユニットで活動している写真アートがあります。

こちらはスペインのバルセロナを中心に活動している国際的な活動をしている夫婦写真家です。
「ぎゃらり壺中天」で開催された「This is You」は世界各国の一見なんでもない家族写真を集めたものですが、その何気なさの中に漂うどこか不穏な空気は訪れた人に大きな衝撃を与えました。

他にも新鋭アーティストである山本昌男の写真展も開催しており、まさに「壺中天」の名にふさわしくどこか不思議な神秘感を感じることができます。

写真集などの書籍販売をしています

他の画廊では主にそこに展示されている作品を直接取り引きしていますが、「ぎゃらり壺中天」では展示をした作品の書籍販売に力を入れています。

販売されている書籍としては窪島誠一郎の「繪摘み」や、山本昌男・内田鋼一合作による「川」といったものがあります。

写真集は実際に絵画などの芸術品を購入するよりもハードルが低く、より身近に芸術作品を置くことができます。
若者の街栄にふさわしく、斬新で刺激的な作品を多く取り扱ってくれているので若い芸術家志望の人にもおすすめです。